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大腸がん術後補助化学療法について(1)

大腸癌

例えばステージⅢの患者さんが10名いたとします。手術のみでは10名中4名が再発するというデータがあります。これに補助化学療法を加えると、約1.8人分すなわち18%生存率が上昇すると考えられております。そして再発してしまうと、その約90%の方は治らないとのデータがあります。医師は患者さんに+18%の上乗せデータと再発、副作用発現のリスクについて説明します。患者が納得し、値要に関する同意を得て開始しているわけです。例えばCAPOX療法は8サイクル、約6か月間実施し、XELOXA(NO16968)試験の論文では7年生存率は73%となっております。

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