
まず、どのように患者さんとお話しますか?
大腸がん術後補助化学療法を受けている患者さんが院外処方せんとお薬手帳をもって初めて来局されました。副作用のモニタリングのプランを立ててみましょう。
患者の状況把握、モニタリング項目の設定、電話フォローアップのタイミング 、その他 確認すること
患者の状況を把握
術後補助化学療法 → 微少に残存する癌を叩く、治癒を目指した治療。おそらく術後4~8週後程度経過、術後2か月以内は腸がまだむくんでいて腸閉塞を起こす可能性もある。人工肛門(ストーマ)を造設している場合もある。
①病院での説明による理解度を確認→ 理解が不足している部分を補う服薬指導
②事前の評価:
併存疾患の有無、相互作用の確認、腎機能、肝機能の評価
発現頻度の高い副作用について、投与開始前のベースの状況を評価しておく。
例)手足症候群:手足の状態を観察、下痢:排便状況、口内炎:口腔内など
③電話でのフォローアップについて患者に同意を得る。患者のライフスタイルを考慮して、連絡先と何日の何時に連絡するか確認する。患者にはあらかじめ確認する内容を伝える。発現した症状・副作用を患者が評価できるもの(副作用評価表など)の確認
④服薬状況の確認、飲み忘れの有無
⑤電話後から次回受診までに何か起こったときの対応を指導
⑥患者の思い(知りたいこと・不安なこと)
対応における工夫例
- 外来初回治療の場合、患者が承諾すれば電話フォローアップを3日後(治療開始後の悪心・嘔吐、アレルギーなどの確認)と治療期間の中間ごろにする、副作用の好発時期にするなど
- 家の固定電話にかける時は、必ず本人と話すこと (家族を介して確認する場合は、本人と家族の治療への認識が一致していることが重要)
- 副作用グレードを評価する表を用いて、患者に評価してもらう(可能なら)
- 患者がセルフコントロールできるようになるまでフォロー
電話フォローアップの実際例 1


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