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HER2(+)の化学療法 トラスツズマブを理解しよう

ねんど専門薬剤師

HER2を介したがん細胞増殖の流れ

HER2 (ヒト上皮増殖因子受容体2)は、ERBB2遺伝子にコードされたタンパク質であり、上皮増殖因子受容体(EGFR/ErbB)ファミリーメンバーです。HER2は他の3つの受容体の何れともヘテロ二量体を形成します。二量体形成により受容体内の細胞質領域内にあるチロシン残基の自己リン酸化が誘導され、さまざまなシグナル伝達経路が惹起されます。

トラスツズマブの作用機序、①単球ならびにNK細胞のFc受容体を介した抗体依存性細胞障害作用(ADCC)を増強②HER2との結合により下流のシグナル伝達を阻害して腫瘍増殖抑制効果が考えられています。HER2とHER3などのヘテロ二量体の結合が抑制され、その結果、下流の細胞増殖に関わるシグナル伝達を抑制が作用機序と考えられています。

 トラスツズマブの副作用は一般に軽微と知られていますが、投与初期のインフュージョン反応が出現することもあります。また,HER2は心筋細胞の増殖にも関わることから、HER2の機能を抑制することにより、心不全が出現することがあります。

薬剤師
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トラ柄の抗体はありません(笑)

次回は、トラスツズマブの注意すべき副作用対策をお伝えします

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