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殺細胞性抗がん剤の作用機序 シスプラチン(CDDP)

ねんど工房「TAKUMI」

この図はシスプラチンのように昔からあるDNAに作用する抗がん剤の作用機序を示すのに私が活用している模型です。DNAを作っている4つ塩基があって、2重らせん構造となります。ちゃんとアデニンとチミジン、グアニンとシトシンの組み合わせでできています。実際に自分でDNAを作成してみると面白いですよ。らせん構造にするの結構大変でした。

シスプラチンは、肺がんや胃癌、食道癌、頭頸部がんなどなど、今もキードラッグのひとつです。DNA鎖上のグアニン残基N7位と結合し、DNA鎖内、DNA鎖間などに架橋を形成し、がん細胞のDNAを複製できなくして、がん細胞が死滅するという機序になります。次回は、免疫チェックポイント阻害薬との併用、いわゆるケモコンボについてご紹介します。

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